日本では比較的よく見られる「八重歯」ですが、歯科的には歯列矯正の対象となります。八重歯ができる原因やその影響、有効な矯正方法について説明します
前から3番目の歯(糸切り歯)が、歯列から前にはみ出している状態を八重歯と呼びます。日本ではチャームポイントとされ、人工的に八重歯をつける「つけ八重歯」もありますが、海外ではあまりよく思われないことも。
乳歯が永久歯に生え変わる時、糸切り歯は遅く生えてきます。そのために歯列に入るスペースがないことがあり、八重歯として残ってしまうことがあるのです。
根が太いので、かみ合わせを考える上で重要な役割を果たす糸切り歯。八重歯も出すぎていると内頬に引っ掛かりやすいので、しっかりと下の歯とかみ合っているほうが理想的だといえるでしょう。
歯列から飛び出している八重歯は、歯が頬の内側に当たって傷がついて口内炎の原因となることもあります。
八重歯は他の歯と重なるように生えているため、ブラッシングの妨げとなって歯の清掃が上手くいかずに歯周病や虫歯になるリスクも。
また、全ての歯がしっかりとかみ合っていることで噛む力が均等に分散されますが、八重歯はかみ合っていないので他の歯に負担がかかることになります。これによって他の歯の寿命がを縮めてしまう可能性も考えられます。
八重歯の治療が必要か気になる方は、一度歯科医に相談してみましょう。
八重歯を治すために有効な方法としては、様々なものが利用できます。
ブラケットと呼ばれる装置を歯の表面(もしくは裏側)に付けてワイヤーを通す「ワイヤー矯正」。昔から使われている金属製のタイプや、目立ちにくい素材のタイプもあります。
透明で目立ちにくいマウスピースを装着するマウスピース矯正は、取り外しができるので歯磨きができて便利です。
しかし、歯科で指導された装着時間を守らないと歯が思うように動かないため、装着時間に注意しましょう。